こちらの記事で越境 EC市場の成長が伸長しているとご紹介しました! 今回は、越境ECの成功のカギとなる商品を深堀り。越境ECを始めたい方のヒントをお届けします。
越境ECで売れている商品が国内でも売れる?
今このページをご覧の方は、こちらのどれかに当てはまると思います。・国内向けに既に販売している+越境ECに興味がある</@>
・既に越境ECで販売しているけれど思うように売れていない
・国内ECも越境ECもまだ始めていない(販路を迷っている)
いずれの状況であれ、頭に入れておきたいのは、「日本で売れている物と同じ物が海外で売れるか」というと、そうではないということです。もちろん「日本で売れている=海外でも売れている」という商品もあります。しかし、既に国内販売用で仕入れた商品を「在庫を無くしたいので越境ECで売ってみよう!」と、越境ECをスタートしてみたものの、売上が立たないということも。様々なハードルがあるのが越境EC。そのハードルの一つが、商品の仕入れと言われています。
「海外」と一括りにしても、各々のお国柄、季節、文化、関税・輸入制度の違いから、同じ商品でも販売できる・できない国があるので、越境ECを始めてみたものの売れずに困るということは避けたいですよね。
そこでおすすめしたいのが、販売する商品を仕入れる前に予め情報収集(リサーチ)しておくことです。商品リサーチは国内販売でも失敗のリスクを少なくする方法ですが、海外のお客様を相手に売る越境ECにも言えること。
怠ることなかれ。情報収集の次に情報収集!仕入れはリサーチから始まる
>越境ECで販売する商品リサーチなんて、どこから手を付けたらいいのか分からない!という方におすすめの3つのリサーチ手段をご紹介。
① 越境EC関連サービス・企業のサイトを見る
現在では、日本から海外への越境ECビジネスをサポートする企業やサービスも普及しています。また、日本現地サポートも設置されている越境セラーとして、越境EC市場の盛り上がりを肌で感じています。
関連企業が公開している調査結果やコンテンツをチェックしましょう!というのも、「同業者のことは同業者に聞け」と巷で言われるように、越境ECに関することは越境EC業界の人に聞くべし。越境ECに関連する調査結果、現地トレンド動向が公開・配信されています。近年のトレンド動向を捉える(エリア・国の売れる傾向を知る)目的で是非活用しましょう。
▼越境EC支援を行っているBEENOS(株)が発表した「2021
年上半期越境ECランキング」引用元:https://beenos.com/news-center/detail/20210629_bns_pr/>
▼JETRO中国EC市場と活用方法(2021年6月)「2020 年天猫国際における好調な商品カテゴリー」
引用元: https://www.jetro.go.jp/world/reports/2021/01/0f325ff0aaf3c1b8.html
② 現地サイト、モールで売れている商品を探す
現地で何が売れているのかを越境ECサイトで調べてみましょう。商品ジャンル、販売価格、購入者のレビューなどが把握できるので、仕入れの参考になります。また、越境ECモールへの参入を検討している方は、競合他社の販売ページを見ることで、出品時にどういった情報が必要になるのか見えてきます。
他にも、違う国のモールを比較することで、販売予定の商材がその国にマッチしているか否かを確認でます。というのも、越境ECで販売実績がない商品は、海外のお客様にとって購入のハードルが高いとされています。一方で、「誰かが買ったことがある」=「偽物ではない」「信頼できる」と感じ、購入意欲が高まります。つまり、既に売上実績がある商品は、その国のマーケットで売れる可能性があると仮定できるので仕入れの判断のヒントに。
逆に、販売予定の商材がサイトで検索してもヒットしない、出品はされているが売れた実績がない場合は、自分で商品の良さと知名度を上げる施策が必要です。SNSの利用、モールのプロモーション参加、クーポンキャンペーンなどの集客施策と、顧客が安心して購入できる販売ページを用意するなど、心構えと準備をしておきましょう。
↓初心者でも押さえておきたい越境ECモールはこちら↓
▼ eBay
▼ Lazada
ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンの6か国のモールを展開。
(上記画像はベトナム版)
・ ベトナム https://www.lazada.vn/
・ タイ https://www.lazada.co.th/
・ シンガポール https://www.lazada.sg/
・ マレーシア https://www.lazada.com.my/
・ インドネシア https://www.lazada.co.id/
・ フィリピン https://www.lazada.com.ph/
▼ Shopee
Shopeeは10か国以上で展開されているので、
メインポータルサイト(https://shopee.com/)から気になる国別のモールを見てみてください。
(上記画像は台湾版
※日本から中国への越境ECをお考えの方は過去の記事でご紹介した3つのサイトをご参考に。
▼ Tmall Global(天猫国際) https://www.tmall.com/
▼ Kaola(考拉海購) https://www.kaola.com/
▼ JD Worldwide(京东国际) https://www.jd.hk/
③ 現地メディアを見て経済・情勢など生活の変化を捉える
新型コロナ感染拡大によって、マスクや消毒液などの衛生商品が日本国内でも需要が高まり、またリモートワーク推進でトレンドになった「巣ごもり消費」など、生活の変化は消費にも関わってきます。だからこそ、現地の経済、情勢を知ることが消費者のニーズが反映された商品のヒントに。
現地語のインターネットメディアを見る、もし言語の壁がある場合は、Google翻訳を利用してサイトを日本語に翻訳してみましょう。日本のメディアが配信しているニュースも言語の問題がなく読めるのでおすすめです。現地に友達や知り合いがいる場合は、実際にヒアリングをして商品選びの参考にする方法もあります。
まとめ
日本の商品は海外の消費者に人気ですが、全ての日本の商品が越境ECで売れるわけではありません。例えば「海外でなかなか手に入らない」商品は売れる傾向にあります。また、日本ではあまり売れていないような商品でも、海外では売れ筋商品になる可能性も秘めています。現地の消費者のニーズの傾向と、売れている(売れそうな)商品のリサーチを予めしておくことで、越境ECで販売する商品を仕入れてみましょう。
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